
次に、インプラントと高血圧について説明します。「内科医から降圧剤を処方されている。」「会社の健康診断で血圧が高いと言われた。」という方は、高血圧として、注意が必要です。一般的に高血圧症とは、「最高血圧140mmHg以上・最低血圧90mmHg以上」と定義されていますが、インプラントは高血圧患者になんの準備もせずに治療を行うと、緊張感や不安感のため、血圧が10〜30程度上昇したり、最高血圧が190以上に達すると術中気分が不快になったり動悸を訴える患者がいます。また、局所麻酔薬の中に血圧を上昇させる成分が少々添加されています。そんな時には無痛鎮静法(点滴麻酔)をもちいれば、手術をリラックスした状態で受けて頂くことが可能なため、緊張や恐怖心による血圧の上昇を抑制することが可能です。ですから、高血圧の方は、その旨を担当医にきちんと伝えて、適切な治療を施してもらいましょう。また重度の高血圧症の場合には、必要に応じて患者の内科主治医と連絡を取りあって治療する場合もあります。